2018年12月18日火曜日

小紋や女袴、羽織袴の着付けを被服学の授業の中で実践

今年は、被服学の授業の一環で例年行っていた小紋の着付けに加え、女袴の着付けと男子の着流しと羽織袴の着装実習を行いました。
 将来、教員になる人は卒業年次の担任になると児童・生徒と一緒に袴姿で卒業式を迎えることも多いので、着付けられるようになっていると良いと思います。
 浴衣の着装実習と比べると手順が複雑で大変でしたが、着付け終わると満足そうな学生たちでした。





2018年12月14日金曜日

品川区立鈴ヶ森中学校にて浴衣の着装ワークショップ開催

品川区立鈴ヶ森中学校にて日本の伝統文化体験学習の一環として依頼され、浴衣の着装ワークショップを開催しました。研究室の有志と隣の研究室の院生が手伝ってくれました。
打ち合わせ


開講式












きものについてのレクチャ


着装の示範

グループ毎の着装実習

グループ実習

お辞儀の実習


グループ写真

グループ写真
全体集合写真

たたみ方実習
参加スタッフ集合写真1

参加スタッフ集合写真2

最寄りの駅近くの坂本龍馬ゆかりの公園







2018年9月25日火曜日

学位授与式

 薩本研で初めての論文博士を取得した大矢さんが学位授与式に参加しました。

きもの文化の海外への発信で共同研究でご一緒している埼玉大学の川端先生および今回、同じタイミングで博士を取得された高橋さんと3人の写真です。
おめでとうございます。

2018年9月19日水曜日

イタリアにてSharing Kimono CultureおよびTry-on-Yukataのワークショップを実施

イタリアのベネティアとミラノでSharing Kimono CultureおよびTry-on-Yukataのワークショップを実施しました。
 詳細は、以下の大学のHPに報告しました。
http://www.ynu.ac.jp/hus/edu/21274/detail.html
文書を以下に再掲します。
今回のワークショップは、12回目となりましたが、新たな試みとして、藤蔭流師範で若手日本舞踊家である藤蔭里燕さんをゲストメンバーとしてお迎えしました。里燕さんは以前より縁があり、ご本人も日本舞踊を海外に広める活動をしているとのことで、声がけして、ご参加いただけることになりました。
14日に行ったヴェネツィアカ・フォスカリ大学は、ヴェネツィアに8つの学部をもつ国立総合大学です。天候にも恵まれ、美しい水の都を眺めながらのワークショップとなりました。30人限定という形で、全生徒および大学関係者を対象としたワークショップでしたが、想像を遥かに超えた大勢の方に参加いただきました。
ワークショップ:きものおよびゆかた文化についてのレクチャー、次に里燕さんによる日本舞踊の紹介、模様についてのレクチャー、そして最後に浴衣の着装実習と、「見立て」を通して日本舞踊に挑戦してもらうワーク、という流れでした。里燕さんによる日本舞踊「藤娘」の披露もありました。その場にいる誰もが夢中になる素晴らしい踊りでした。ゆかたを実際に着装してみる場面では、積極的に自ら着てみようとする学生さんが多く見られ、日本文化への関心の高さを感じました。「見立て」のレクチャーでは日本舞踊の動きの意味を紹介し、その後、扇子を用いて実際の動きにチャレンジしてもらいました。初めてのプログラムでしたが、皆さんに楽しんでいただけたように思います。
 カフォスカリ大学では、鞠古綾先生の下で日本語を専攻している学生さんたちの有志に分担して通訳を務めてもらった他、ワークショップのお手伝いをしていただきました。コーディネートしていただきました鞠古先生、学生の皆さん感謝申し上げます。
 17日はヴェネツィアからミラノへと列車で移動し、ダニエレ・クレスピ高校でのワークショップを行いました。ダニエレ・クレスピ高校はミラノを州都とするロンバルディア州でトップクラスの進学校です。今回特別に、午前中の英会話の授業にゲストとして参加させていただき、生徒さんから出る質問に出来る限りお答えしました。個人的な質問もありましたが、日本の現代社会や文化的なことなどのハイレベルな疑問も多く投げかけられて、生徒さんの意識の高さが伺えました。
 高校でのワークショップ:放課後の自由参加という形だったので多くの人数は期待せず、というスタンスでしたが、なんと100人を超える生徒と、同校教員、卒業生などにもお越しいただき、ヴェネツィアカ・フォスカリ大学でのワークショップ以上の盛況ぶりでした。レクチャーではノートを取る姿も多く見られました。浴衣の着装は少し難しかった様子でしたが、友人同士で仲良く着せ合っていたのが印象的でした。高校でのワークショップの様子は地元の新聞にも取り上げていただきました。ミラノの若い生徒さんたちに、日本の文化を少しでも伝えられたかなと感じています。また、杉山先生にはミラノでの移動手段の予約からレクチャーの通訳に至るまでお世話になりました。ありがとうございました。
イタリアは日本から遠く離れています。ヴェネツィアに行くにはほぼ1日をかけて飛行機を乗り継いでいかなければなりません。しかし今回のワークショップでは、さまざまな場面で、多くの現地の方々、特に若い人達が日本の文化に興味と関心を寄せてくれました。言葉の壁は大きいですが、日本語を勉強してくれている学生さんも多く見受けられ、助けられる場面も多かったです。そして毎度のことですが、伝統的民族衣装というのは実際に身につけて体験できる大変有効な異文化交流媒体だと感じました。いっそう、海外へと発信して行くべき伝統文化であると認識が強まりました。

研究実施にあたり、多くの方にご尽力いただきました。鞠古綾先生、全学の行事として会場や学生募集等でサポートくださった日本学研究科の日本語・日本演劇専攻教授のボナヴェントゥーラ・ルベルティ(Bonaventura Ruperti)先生、お手伝いくださった学生の皆さん(通訳・翻訳をしてくれたMai Phungさん、Vittoria Mamiさん、Giulia Venturiniさん、Isabella Rampazzoさんおよび写真撮影してくださったMatteo Nassiniさん)、杉山育子先生、ダニエレ・クレスピ高校の校長クリスティーナ・ボラッキ先生、通訳してくださったニコル・フェラリオさん(クレスピ高校とベネチア大学の卒業生)他スタッフの皆さん、参加してくださった本当に多くの学生・生徒の皆さん、地域の方々、そして今回2度にわたるワークショップに参加していただいた藤蔭里燕さん、お母様の寺倉秀子様、本当にお世話になりました。改めて感謝申し上げます(文責:江藤遥奈)。

2018年8月1日水曜日

浴衣ファッションショー2018

今年も浴衣の製作実習の最後の協働学習の成果発表として浴衣のファッションショーを開催しました。学生たちが工夫を凝らしてショーを計画、実践しました。
 
てつ田さん製作ポスター

女子の着装練習の後

男子の着装練習の後
ファッションショー直後

ファッションショーが終わり、アイスを食べにいった皆を上から撮影しました。
達成感に満ちあふれ、素敵な表情の学生の皆さんの姿!

2018年6月29日金曜日

インドからの訪問団の中の繊維を専門とする人への研究室のゼミ紹介

昨年度からインドからの訪問団が本学にこの時期に訪れるようになりました。
その中で繊維を専門とする学生がいるとのことでの研究室のゼミ紹介を頼まれて、急遽、ゼミ紹介を行いました。最近、英語で学会発表した内容等で急ごしらえの準備となりました。環境情報学府の修士の学生さんと一緒に2名の方がいらっしゃいました。興味を持ってもらえたようでよかったです。


2018年2月12日月曜日

卒論修論発表会

2017年度の卒論修論発表会を実施しました。
 発表会後の集合写真です。
 皆さん、無事に発表を得て、ホッとしてよい顔をしています。
 

卒論修論発表会後には、下級生が追いコンで苦労をねぎらってくれました。
下はゼミの卒業生、修了生です。

2018年2月10日土曜日

被服造形学実習Ⅱ2017

2017年度秋学期被服造形学実習は、選択の授業のため、被服製作あるいは裁縫が好きな人に限られ小人数制です。よって、本人たちが作りたいものを作ることにしています。
 今年は着るものが作りたいということでワンピースの製作と余力のある人は小物製作になりました。
 薩本も参考作品でワンピースを作成しました。以下のものです。


学生が作ったワンピース

学生が作ったトートバッグ







2018年1月21日日曜日

第18回全国中学生創造ものづくり教育フェアへの参加

「全国中学生創造ものづくり教育フェア」は,中学生に競技会や作品展で,ものづくり学習の成果を発表し,表彰されることを目指して競い合うことを通じて,ものづくりの楽しさや興味関心を高めることを意図し,ものづくり教育の充実と発展,社会への理解・啓発を図ることを趣旨として開催されています. 今年度は,東京都葛飾区源総合スポーツセンターで2018年1月20日,21日に開催されました. 1日目は「豊かな生活を作るアイディアバッグ」コンクールが開催され,薩本は日本家政学会の被服構成学部会から派遣の審査委員長として審査に関わりました。埼玉大学の川端先生が昨年まで担当されていたのですが、附属小学校の校長先生という大任を引き受けられたことから、ピンチヒッターでお引き受けしました。準備段階では勝手がわからず,不安でしたが、あっという間に当日になりました。
 全国から予選で勝ち抜いてきた16人の中学生の参加者たちが各々事前に提出した製作計画レポートに書かれた製作工程に基づき,布,型紙,材料を決められた予算の中で用意してを3時間半の決められた時間の中で家族や教員に見守られながらも,規定時間内は応援や助言の声掛けは禁止されているため,生徒たちは無言で黙々と集中して製作していました。本番の製作は一定の技術レベルが保たれていました.中でも賞を得た人たちは目打ちやアイロンでこまめにプレスしたり、と道具を使いこなしていました.また,当日、各自,2分間で各自が製作したもののコンセプトや思いに関する発表をしましたが,各自のアイデアや思いが上手にPRされていました.防災や環境配慮の意識にのっとったリメイクなどの衣生活の社会的ニーズや使う人のニーズを調べて、家庭科で育てたい課題解決的なコンセプトのものも多く見られ,家庭科の問題解決学習も意識してあって技術とアイディアがうまく融合してすばらしい作品と発表になっていました.家族のニーズを知るためにコミュニケーションを取り、家族の絆が深まったという人もいました.ものづくりの過程で段取りを立てる能力や製作する力が求められ、大会で競い合う中で何度も修正を加えながら練習をする中で、成長されたのだろうと思われました.私にとっても初めての体験でしたが,参加者の中で家庭科やものづくりの楽しさを伝える仕事についていただけたらと思いました(薩本).
テッシュボックスカバー体験コーナーには、研究室のスタッフ、学生、家庭科専攻の学生の3人が手伝ってくれました.2日間で26名(うち男性3名)が参加しました.見本作品に多くの方が興味を示し,中学生,付添の先生や親,兄弟など年代,性別を問わず体験され好評を得ました.体験者は,出来上がり作品に大変満足した様子で,家や車の中で使おうという声が聞かれました.また,現場の先生からは,授業で扱う場合のポイントや必要時間数などの質問もあり,作り方パンフレットや布を持ち帰っていかれました(大矢).