2019年3月11日月曜日

日本家政学会被服構成学部会平成30年度公開研究例会「日本の伝統文化 きものを考える」


被服構成学部会の研究例会で,名古屋女子大学にて、「日本の伝統文化 きものを考える」の中で以下の2つの内容が報告されました。
1つ目のテーマは400年の歴史を歩み和装の文化の中で様々な文様を生み出した伝統的染色技法、有松鳴海絞りが衰退をたどる中で海外に活路を見出し世界的に活躍されているSUZUSAN クリエイティブディレクターの村瀬弘行氏の講演がありました。23カ国で販売されるまでの10年の軌跡と、伝統をデザインする意味について講演いただきました

2つめは,薩本研究室で学内外の先生方と取り組んできた通称「きものプロジェクト」の成果報告を科学研究費の研究代表の扇澤美千子先生が講演され、国内での授業実践研究に関して研究室の博士課程を無事修了し、博士を受理した大矢幸江さんがその博士論文の内容を「きもの文化学習を軸とした衣生活領域の学習」のタイトルで報告されました。ゆかた着装を含む教育プログラムの実践とHP,中・高校生を対象としたゆかた着装を含む教育プログラムの実践について紹介されました。

その後,有松絞りの会館の見学とSUZUSANの工房の見学をしました。
本場の絞りの技とSUZUSANのデザイン性の高い洗練された絞りのデザインの品々に感動しました。















2019年3月9日土曜日

21世紀を生きる女性のためのシルキィ・セミナー参加

21世紀を生きる女性のためのシルキィ・セミナー参加に参加しました。
大妻女子大学の中川先生の「女学生と大正浪漫」の講演で明治から大正、昭和の初期に女学生の服装として動きやすさを重視して女袴が普及し、きものの文様や着方も比較的自由でファッションとして和洋折衷の自由度の大きい着方を楽しんでいた様子が紹介された。これからのきもの文化の活かし方に関して興味深い知見が得られた。
 その日は赤レンガ倉庫でリサイクルきものの展示販売もあり、きものを普段から楽しんで着こなしている人たちが沢山、訪れていた。
中川先生のレクチャ

着物姿の学生の紹介
シルキィ・レディース


ワンタッチ袴のきもの
          ワンタッチ袴ワンタッチ袴の着姿





きものレディース


劉さんと
赤レンガのきものの大市



大正浪漫風のきものが沢山